南部縦貫鉄道一般公開 2005
2005.7.9




旧七戸駅(南部縦貫鉄道本社)
2005年5月3日〜5日の日程で、南部縦貫鉄道のイベントが行われました。
目玉は何と言ってもレールバス!
大宮に作られる鉄道博物館に保存が決まった茨城交通のキハ11が廃車されてしまい、現在走行可能な唯一の国鉄キハ11を見る事ができるのも、今やここだけとなっています。


本屋を反対側から
駅らしい賑わいを取り戻し、どことなく華やいで見えます。
本屋内では蕎麦等の軽食や硬券キップ等のグッツ等が販売されていました。卑しいあたくしなんかはトロロ蕎麦を2杯も食ってしまう始末(笑)


ホームの様子
ホームに行くと丁度試乗のレールバスが到着した所でした。駅本屋で300円のキップを買えば何度でも乗車する事が出来ます。
車両にとって、現役の頃よりよっぽど重労働?
イベント自体は、この鉄道らしく地元の家族連れの多いまったりした大変居心地のいいものでした。


発車オーライ
イベント運営の主体はボランティアのファン団体で、ポイント切換作業や乗客、進路の安全確保、車内での車両や鉄道の説明を行い、縦貫さんの元運転士が運転を担当。
腕章を付けているのがボランティアの方々です。
うちでも欲しい位、献身的で良く働く若い衆達でした(笑)


全体図
もうちょっと引いて全体図。
試乗用の車両はキハ102を使用し、運転区間はホームから車庫への分岐がある野辺地方の旧本線へ引き上げてエンド交換、キハ11が留置されている車庫付近まで戻って再びエンド交換、旧本線へ引き上げ三たびエンド交換しホームに戻るもので、時間的には1回10分程度です。
尚、運転用線路には新たにバラストが入れられた様です。


全体図2
ホームから駅本屋を望むとこんな感じ。
もう1両のレールバス、キハ101はディテール観察用(?)に本屋前に展示されています。


エンド交換シーン(ホーム到着時)
エンド交換の際には、運転士はブレーキハンドルの他に、逆転ハンドル、変速レバー、それから雰囲気としてタブレットキャリアと大荷物を持って車内を移動(笑)
右手に持ってる棒状のものが変速レバーです。


キハ104
隠れた注目株の元国鉄キハ11のキハ104です。
まだ動くものの、床下の状態が悪く車内公開が難しいため、車庫前に展示されるに留まった様です。


レールバス重連
公開運転は3時で終了。その後展示車両を車庫内に移動です。
上の方で御覧頂いた通り、レールバス2両は同一線路上に留置されているので、2両連結して車庫まで移動。
最も撮り易いこちら側が午後から順光になる上、しっかり撮影時間を確保してくださるので、写真を撮るにはイベント終了時が一番美味しかったりします。


全員集合
そして車庫前に移動し、たった3両の旅客車フルキャストが並ぶ。こうやって並ぶと、レールバスの小ささが際立ちます。もちろんここでも撮影タイム。ありがたやぁ。


車庫
庫内には除雪モーターカーとDLが留置されてます。


庫内
こんな案配です。屋外で公開予定だったこのDL、ブレーキ不緩解により庫内での展示になったそうです。


車庫反対側
このイベントの半年程前、強風で屋根のトタンが吹き飛ぶトラブルに見舞われたそうですがこんなに見事に復旧。


駅に隣接する農業倉庫
農協の倉庫には懐かしい冷凍貨車が…
写真は2両ですが、なんと8両分のドンガラが今も活用されています。
南部縦貫鉄道を通ってやってきたのかな?


運転士
御高齢ですが皆さん背筋がピンとしてらっしゃいます。
その神々しさにカメラも露出オーバー気味(^_^;)

といった感じで、かゆいところに手が届く、大変満足度の高いイベントでした。
実行委員会のみなさんと、南部縦貫鉄道さん、ありがとうございました。

ついでの十和田観光電鉄


七百
車庫のある七百駅での交換シーン。


ED300
ハイタッチ製30tロコですが、マフィアの靴の様に先の尖ったスノープラが北国っぽくて(゚∀゚) イイ!。


トラ300
2段リンクだったので、かつては国鉄に乗り入れていたのかも。
逆に元国鉄貨車の可能性も…ちょっとググればわかるんだろうけど、面倒でねぇ(笑)


七百駅構構内全景
旧貨物ホームは資材置場として活用され、線路上には予備の台車まで置いてあります。


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